こんにちは(^^)
橋本市の東洋医学専門の鍼灸院、蓬庵(よもぎあん)のワダです。
先日の2月24日にはり師きゅう師の国家試験がありました♪
意外とカイロや整体と、はりきゅうがごっちゃに考えられていることが多いですが、
実は大きな違いがあります。
あんまや、はりきゅうには法律があり様々な制限や決まりがあります。
まず専門学校での3年間、
もしくは大学での4年間の医学的な教育が必須とされています。
そして卒業見込みでようやく国家試験の受験資格をあたえられます。
もちろん試験ですので、結果が悪ければ不合格となります。
医師ほどではないですが、
解剖学、生理学、病理学、衛生学などの基礎医学、
病気についても学校によって差はありますが、
内科、外科、整形、泌尿器科、小児科、婦人科、リハビリなどを学びます。
私は大学だったので、内科医、外科医など、
実際に現場で活躍されている医師からの講義がありました。
先生によっては難しい専門的な講義でついていくのが大変でしたが(^^;)
また附属診療所の内科や整形などでの現場での実習もありました。
ですので、鍼灸師は一定の基礎医学や病気の知識を学んで治療をしています。
それに対して療術とよばれ、法律がなく国家資格でない医業類似行為があります。
カイロプラクティック、エステ、整体、骨盤矯正、気功、
クイックマッサージ、足つぼ、温熱・電気・光線など、
これらには法律がないため資格を修得したりしなくても開業できるので、
思い立ったその日からはじめることができます。
医学的なことを勉強しなくても開業できるので、
医学知識がない素人が医療行為をしているのと同じなんです。
ですので、骨折などの事故も多発しています。
もちろん、国家資格をもっていない先生の中には、
その辺の鍼灸師以上に勉強をされていて、
すごいテクニックを持っている方もいるのは事実です。
ただ、国家資格をとらない理由は法律があって、
規制が厳しいからなんて聞くと、なんだかなぁーと思ってしまいます。
鍼灸は広告もうるさく、定められた内容しか載せれませんし、
定められた待合室や施術室の条件があり保健所が確認にきます。
無資格であればそういった規制がないのでなんでもありの無法地帯なんです。
よく、整体やカイロなんかは施術室に免状をならべたり、
厚生労働大臣認可などと書いてやっていますが、
数ヶ月ほどセミナーや学校に通えばもらえる民間資格です。
民間資格なので、団体や学校が勝手に発行している資格なので、
スイミングスクールの級があがったらもらえる認定証とかわりません。
整体やカイロに行くときは、国家資格をもっているのか、
また、評判や実績などをしっかりリサーチしてから行った方が良いと思います。
ヒゲのはやした達人そうな先生だからすごいとは限りません、
数ヶ月前まで、サラリーマンなんてこともよくあります。
これは鍼灸でも同じことですが(^^;)
鍼灸も脱サラされてくる方も多いので、
ヒゲもじゃの年配の先生だから経験があるとは限りません。
ホームページに年齢は書いているのに、
学校の卒業年を書いていない人はちょっとあやしいかな(笑)
年配の方は開業を急ぐので、経験の浅い方も多いです。
私は素直に書いていますが、若いから頼りないと思われているかもしれませんね。
実際に頼りない部分もあり、患者さんに助けられながらやっています。
助けて頂けるのは、ありがたいことです(^^;)
「医業類似行為は人の健康に害を及ぼす恐れのある業務行為でなければ禁止の対象にならない」
(昭和35年1月27日 最高裁大法廷判決)
この判決のおかげで、あやしい無資格の治療院が乱立‥。
新たなセラピストの国家資格や、最低限の基礎医学の研修を必須とするなど、
もう少し規制を厳しくする必要があるのではないかと私は思っています。
今日もブログを読んで頂きありがとうございます。
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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体
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